ウィメンズブランド「アグリス(AGRIS)」を手掛けるデザイナーの鷺森アグリは、着物の新しいスタイリングを提案する「ファッションとキモノとイキモノ展」を3月27日~4月2日に阪急うめだ本店で開く。期間中のショーウィンドウには鷺森アグリがディレクションした同展のアートワークが展示される。阪急うめだ本店では初の試みとなるショーウィンドウでのプロジェクションマッピングも企画しており、鷺森による“カブキモノ”の世界観を投影する。
展示会では、「アグリス」の“求愛”をテーマにしたプロジェトで女優の仲里依紗のために制作したドレスも展示する。3月3日に行われた神戸コレクションで仲が着用した同ドレスはピンクのPVCを使用した打掛で、鳥や獣、花を組み合わせた想像上の生き物を表現した。2017年にスタートした同プロジェクトでは、これまで女優の吉高由里子やフォトグラファーのヨシダナギのためのドレスを制作してきた。
30日には、鷺森アグリやプロジェクトに携わったイラストレーターのハセガワアヤ、デザイナーのハイカロリイオトメ、着付け師の玉置容子によるトークショーを行う。鷺森が提唱する“カブク”についてクリエイションの観点から対談するほか、3月3日に行われた神戸コレクションでのアートパフォーマンスも公開する。