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“出川狩り”のあった20年前なら考えられない

花王のヘアケアブランド「エッセンシャル(ESSENTIAL)」のCMに出演しているタレントの出川哲郎が、渋谷109前イベントステージで行われた「ヘアケア ラクちん化運動 応援演説会」イベントに登場した。「昔なら、女性向け化粧品のCMは一番遠いジャンルだった。申し訳ない気持ちでいっぱいです。よく私にオファーしてくれたと、いまだに不思議。どういう経緯で僕を起用したのか、会議の場にいたかった」と恐縮しながらも、製品のアピールを懸命に行った。

180823_ESSENTIAL_03.webp20年前には“抱かれたくない男”ランキングの絶対王者だった出川だが、この日は通りかかった女性たちの黄色い歓声を受け、「時代は変わったなぁ」としみじみ。「そもそも、渋谷でイベントができるのも20年前は考えられない。渋谷はいつも“出川狩り”に遭っていたので、地獄の思い出しかない。こうやって渋谷の街で平和にイベントに出演して、集まってくださる方に手を振るなんて」と感慨深げに振り返った。

180823_ESSENTIAL_02.webpこの日、応援団長として軽トラックの荷台に立った出川は、8月に刷新しダメージケアや速乾など、4つのタイプをそろえた製品の特徴を“「エッセンシャル」が掲げる公約”として演説風に紹介。自身の名前と顔写真が入った応援団長の名刺を会場に集まった一般客やレポーターにも熱心に配った他、会場近くに店を構えるマツモトキヨシのスタッフにも頭を下げながら渡し「『エッセンシャル』をぜひ一番前の棚に!」と営業活動を行っていた。

ショーウィンドウで初のプロジェクションマッピング

ウィメンズブランド「アグリス(AGRIS)」を手掛けるデザイナーの鷺森アグリは、着物の新しいスタイリングを提案する「ファッションとキモノとイキモノ展」を3月27日~4月2日に阪急うめだ本店で開く。期間中のショーウィンドウには鷺森アグリがディレクションした同展のアートワークが展示される。阪急うめだ本店では初の試みとなるショーウィンドウでのプロジェクションマッピングも企画しており、鷺森による“カブキモノ”の世界観を投影する。

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展示会では、「アグリス」の“求愛”をテーマにしたプロジェトで女優の仲里依紗のために制作したドレスも展示する。3月3日に行われた神戸コレクションで仲が着用した同ドレスはピンクのPVCを使用した打掛で、鳥や獣、花を組み合わせた想像上の生き物を表現した。2017年にスタートした同プロジェクトでは、これまで女優の吉高由里子やフォトグラファーのヨシダナギのためのドレスを制作してきた。

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30日には、鷺森アグリやプロジェクトに携わったイラストレーターのハセガワアヤ、デザイナーのハイカロリイオトメ、着付け師の玉置容子によるトークショーを行う。鷺森が提唱する“カブク”についてクリエイションの観点から対談するほか、3月3日に行われた神戸コレクションでのアートパフォーマンスも公開する。

おぐねぇーがプロデュースするメイクアップブランドが誕生

RIZAPグループのマルコは、ヘアメイクアップアーティストの小椋ケンイチ(おぐねぇー)がプロデュースするメイクアップブランド「ジェムスビューティ(仮称)」を今秋から、全国のマルコ営業店および公式オンラインストアで販売する。同社は“美の総合総社”を企業理念に掲げており、ボディーメイクランジェリーや基礎化粧品に続いて、初のメイクアップブランドの立ち上げとなる。

“輝く宝石”をコンセプトに、大人の輝きにこだわって厳選した宝石のパウダーを配合したメイクアップアイテムをラインアップする。ダイヤモンドパウダーを配合したハイライトや、贅沢な輝きをもたらすルビー・ダイヤモンド・トルマリンパウダーを配合したリップスティックのほか、チークカラー、クリームアイシャドウ、リップグロス、メイクアップフィクサーなど、計6アイテムをそろえる。価格は未定。上品な宝石の輝きで大人の女性の美しさを引き立てるメイクアップブランドだ。

小椋ケンイチは、400人以上のヘアメイクを担当してきた経験や独特の美的センス活かし、自身初となるメイクアップブランドをプロデュースする。

「ロエベ」がウィリアム・モリスからインスパイアされたカプセル・コレクションを発表

ロエベ(LOEWE)」は11月15日、19世紀英国のテキスタイルデザイナーでアーティスト、そしてライターでもあったウィリアム・モリス(William Morris)の作品からインスピレーションを得たカプセル・コレクションを発売する。また同日から21日まで、伊勢丹新宿本店1階=ザ・ステージにポップアップショップをオープンする。同店限定カラーの“ハンモック スモール”バッグと“パズル”の財布も並ぶ。

optimize.webp (2)「ロエベ」はこのコレクションを製作するにあたり、モリス商会(Morris & Co.)のアーカイブに特別にアクセスする許可を得て、その中からジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターが、1874~83年に壁紙や布地のデザインとして考案された「いちご泥棒」「フォレスト」「アカンサス」「ハニーサックル」の4種類のプリントを選んだ。

optimize.webp (1)このコレクションはスカーフやブローチ、バックパックに加え、ジャケット、ジーンズ、シャツ、ドレスのウエア、さらに、アイコンバッグの“パズル”や “ハンモック”などのアクセサリー類など幅広いアイテムをラインアップ。中でも、「フォレスト」から抜き出したキツネのモチーフをプリントしたブラックナパのバイカージャケットや、モリスの椅子がブラックのシルクスクリーンでプリントされた遊び心溢れるオレンジカーフレザーのトートバッグなどが印象的だ。

アンダーソンは「ウィリアム・モリスは生活工芸品に対する私たちの見方を根本から変えたことで、過去200年間における最も重要なデザイナーの1人になった」と語る。今コレクションには、モリスが自然からインスピレーションを得て表現したおなじみのデザインが用いられている。デザイン界の巨匠であるモリスのクラシックなボキャブラリーは、パンクからヒントを得たというブリーチ加工のデニムシリーズや、キーカラーにオレンジを用いるなど、意外性のある要素を組み合わせて新しいアプローチを見せている。

サステナカンファレンス開催 ケリング、「パタゴニア」「H&M」「ヴォーグ」の代表が語る

ファッション産業の透明化を目指す任意団体「ファッションレボリューションジャパン」は4月24日、東京・渋谷の「トランクホテル」でサステイナビリティーをテーマにしたセッショントークを開催した。有料にもかかわらず会場は終始満席で、来場者の半数以上が20代前半の人たちだった。

セッションは4つ行われた。1つ目は「ファッションと環境のつながり」をテーマに、環境省の岡野隆宏・大臣官房環境計画課企画調査室室長と、繊維商社・豊島の溝口量久・執行役員営業企画室室長が登壇した。

optimize.webp (6)環境省の岡野室長はまず地球環境の現状について説明し、そのために環境・経済・社会の総合的向上が不可欠であることを述べた。豊島の溝口室長は、同社が16年前から取り組むオーガニックコットンプロジェクト「オーガビッツ(ORGABITS)」や、廃棄食品から染料を抽出していることなどを紹介。「エコ素材をエコひいきしてほしいな」と語るなどして会場を沸かせた。

このセッションで強調されたのはサステイナビリティーに取り組む時に「厳密性と緩さが重要」だということ。「100%完璧に行おうとすると難しい。まずは10%でも行うことが大切である」ことを2人は伝えた。また、「社会を大きく変えるための仕組み作りが必要で、各個人が行うサステイナブルアクションが価値創造や喜びになる社会になれば」と締めくくった。

2つ目のテーマは「トレンドメーカーとしてできること」。「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の渡辺三津子編集長とケリング(KERING)のセシリア・タカヤマ(Cecilia Takayama)オペレーション&テクノロジー マテリアルイノベーションラボラトリー(MIL)ディレクターが登壇した。

渡辺編集長は19年2月号でサステイナブル特集を行ったことを紹介しながら、「ここ1~2年でのファッション業界の変化を感じ、消費者目線で興味を持っていただきたいと特集を組んだ。こうしなければいけないではなく、愛しているものが悲しい状態にあるというもやもやを大切にして、今後も読者と意識を共有し、『ヴォーグ』らしい形で続けていきたい」という。また、最近では各国「ヴォーグ」とのサステイナビリティーに関する最新情報の交換が活発に行われていると語った。

タカヤマ・ディレクターはケリングのビジネスの中核にサステイナビリティーがあること、最高基準を満たしたサステイナブル素材を提供すること目的にしたMILの活動などを紹介した。2人は「ファッションはエモーショナルなものであり、人々に影響を与える産業。ラグジュアリーの意味の一つにサステイナビリティーがあり、それをクールにファッションに変換していきたい」と締めくくった。

3つ目は、「なぜ今サステイナビリティーを推進するのか」というテーマでへネス・アンド・マウリッツ・ジャパンの山浦誉史CSRコーディネーターとストライプインターナショナルの二宮朋子SDGs推進室長が登場。

山浦コーディネーターは、循環型ファッションを目指す同社の取り組みについてプレゼンテーションした。二宮室長は14年から作る人も着る人もフェアなサプライチェーンの実現に取り組んでいることに言及し、SNSを通じて縫製工場とブランドのつながりを発信していることを語った。

また、両社ともショッピングバッグの有料化を行っているが、そのことについて山浦コーディネーターは「ショッピングバッグ自体を減らすことが重要で課金しているのはなるべく使わないという選択をしてほしいから」と話し、二宮室長は、「無料のものでも誰かが作ったもの。そこを意識してほしいと思った」と話した。

4つ目は、「今日からできるサステイナビリティーへの一歩」と題し、特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミーの坂野昌理事長とパタゴニア(PATAGONIA)日本支社の篠健司ブランド・レスポンシビリティ・マネージャーが店単位でできるサステイナビリティーについて話した。店舗におけるごみをいかに減らすかを、「パタゴニア」が行っている具体的な事例とともにレクチャーした。

坂野理事長は徳島県上勝(かみかつ)町で「ごみ排出ゼロ」に取り組み、1月に行われた世界経済フォーラムの年次総会(通称、ダボス会議)には共同議長の一人として参加した。「ダボス会議でもサステイナビリティーと循環型に取り組むことは成長戦略ということを確認した。これは経済の文脈から見ると画期的なこと。これからはビジネスモデルをいかに循環型にするのかが問われ、あるもので回していくことが重要になる。社会の仕組みから変えていくことが必要」と述べた。

「ファッションレボリューション」は2014年の設立。同年4月24日にバングラデシュの縫製工場が崩壊し、1100人以上が死亡して2500人以上が負傷し、200人以上が行方不明となった事故をきっかけに、このような悲劇を二度と起こさないために何をすべきか、何ができるのかを考えるためにスタートした国際的な団体で、今回のイベントを主催したのはその日本における組織。